オレンジワインは聞いたことがありますか?
白ブドウを、赤ワインの製法で作ったワインのことで、名前のとおりオレンジがかった色みをしています。
今、新しい世代が続々とオレンジワインを手がけています。最近は日本のスーパーでも見かけるようになりました。
そんなオレンジワインの入門編となる、気軽に楽しいクラフトワインをご紹介します。
甘口→辛口 | |
ボリューム(軽→重) | |
タンニン(控えめ→渋い) | |
酸味(控えめ→しっかり) | |
飲みやすさ(初心者にも◎) | |
プレゼント向き | |
コスパ | |
ひとこと評価 | 渋み、ほろ苦さもあるがすんなり入ってくる ボトルも王冠キャップもオシャレ! |
外観・味・香りの特徴
外観
にごりのあるオレンジがかった色。
香り
濃く、力強く広がってくる香りで、非常にアロマティックです。
ライチやマスカットなどゲヴュルツトラミネールの特徴的な華やかなフルーツの香りを中心に、クミンや生姜、グレープフルーツの香りがアクセントに。
味わい
口に含むと、ローズウォーターのような清廉で華やかな香りが膨らみ、柑橘の皮のようなほろ苦味が味わいを引き締めてくれます。
こういった「オレンジワイン」の場合、妙にヒネた香りがせっかくのフルーツ香を隠してしまっていたり、飲み込んだ後まで続くエグい渋みがあったりと残念なものとあたる事もままあるのですが、ヴィンテロパーのワインは非常に良くできた印象を持ちます。
ストレートに華やかで楽しげで、それでいて味わいがダレないアクセントがきちんとある。
一度失敗してオレンジワインを敬遠している人にも、改めておススメしたいワインになっています。
クラフトな作りのオレンジワイン
オレンジワインとは、「白ブドウ×赤ワインの製法」で生まれたワイン。
通常白ワインを作るときは、ブドウの果汁だけで醗酵させるのに対して、赤ワインは皮や種も混ぜたまま醗酵させます。
なので、オレンジワインには白ブドウの皮や種の要素が入っている。これが大きな特徴になっています。
ブドウの皮には、香り成分や渋み成分、色素などが含まれています。
だからオレンジワインには、白ワインに感じない渋みや濃い色があるんです。
とはいえ、繊細で壊れやすいアロマを持つ白ブドウに赤ワインの製法を当てはめるのはリスクも高い。
せっかくのクリアなフルーツ香が損なわれ、エグいワインになってしまうことも多々あります。
ヴィンテロパーの醸造家デヴィットさんは、15年以上も様々なワイナリーで経験をつんだ後に、2008年にこのワイナリーを立ち上げました。
スタート時点にして既にベテラン。
「良いブドウがあれば、ブドウが自然とワインになってくれる。人が介入しすぎると美味しいワインにはならないんだ。」
そういって醸造の工程で手を掛けすぎないようにする作り手は多々ありますが、最小限の作業で最大限の結果を生み出すことが難しいのは想像の通り。
「反醸造主義」を掲げながらも、経験に裏打ちされた確かな技術力がヴィンテロパーのクリーンな味わいを支えていることが分かります。
王冠キャップで気軽にぐびっと
ワインらしくないアーティスティックでお洒落なラベル、王冠で栓された500mlのボトル。
ヴィンテロパーのパーク・ワインは、「ルールにとらわれない」「規格外」がテーマのクリエイティブな飲み物です。
難しい薀蓄も、高級なグラスも無し。
好きな音楽をかけて、友人と笑いながら飲む。
そんな楽しげなひと時のお供としてこのワインがあれば、作り手もきっと喜んでくれることでしょう。
オーガニック栽培と、経験に裏打ちされた確かな技術で作られたクラフトなオレンジワイン。
それがこんなカジュアルスタイルで楽しめるなんて・・・
ある意味、一番贅沢なワインなのかもしれません。
オーストラリアの美味しいワインを飲みたい
上記で紹介した意外にも美味しいオーストラリアのワインや産地、品種などについては、こちらの記事で詳しく解説しています。