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【ソムリエ評価レビュー】オー・メドック・ド・ジスクール

オー・メドック・ド・ジスクールの画像

ブルゴーニュと並びフランスワインの双璧をなすボルドー。

そして、潤沢な資金を惜しげもなく畑や設備に投資し、さらに高みを目指し続けるのが、61の格付けシャトー。

その3級に存在するのがシャトー・ジスクールです。

最早ヴィンテージの良し悪しは無く、そこにあるのはヴィンテージごとの個性だけ。

常に万全の体勢で望むボルドーのワインに、死角はありません。

そうであれば、数十万もかかって飲み頃まで十数年も待たなくてはいけない5大シャトーの「グレート・ヴィンテージ」を無理に求める必要はないとも言えます。

今買いなのは、若くから味わいをフルに発揮し、その魅力を惜しげもなく見せてくれるセカンド・ワインやサード・ワイン。

格付けシャトーの中でも安定した人気を誇る、シャトー・ジスクールのサード・ワインで、どっぷりボルドーの魅力を楽しめるはずです。

香り・味の特徴

完熟ブドウを思わせる、濃く落ち着いたレッドの外観。

色味が縁まで詰まっています。

グラスに注いだ瞬間から、力強く豊かな香りが広がります。

ブルーベリー、カシスのフレッシュな香り立ちに、スミレやカカオ、シナモンやシガーボックス、ほのかにミント。

丹精に整った香りや味わいをベースに、ゆっくりと飲んでいると更に果実の表現に奥行きが加わり、ゆったりとした印象が現れます。

タンニン、酸ともにバランスが良く、しっかりと感じるのに口当たりは非常に滑らか。

絹で包まれたように、スムーズに口の中を滑っていきます。

そして長い余韻。

上質なワインだけが持つこの長い余韻がしっかりと楽しめます。

待つ必要なし!初めから魅力全開

現在ショップに売られているオー・メドック・ド・ジスクールは2013年あたりのヴィンテージだと思いますが、既に十分開いた味わいが楽しめます。

ボルドータイプの力強く凝縮したワインの場合、昔であれば最低10年は寝かせないと味わいが開かず楽しめないと言われていました。

しかしながら、近年のヴィンテージでは若いうちから楽しめるものが増えています。

その中でも特に、セカンド・ワインやサード・ワインと呼ばれるカジュアルレンジのワインは、より早くから楽しめるようなつくりのものが多くあります。

今回の、オー・メドック・ド・ジスクールはまさにそんなワイン!

看板商品のシャトー・ジスクールに比べ、メルローの比率が高く、パワフルなのにどこか柔らかい果実味が特徴。

メルローは面白い品種で、ボルドー右岸の高級ワインのような、それ主戦力としたワインだと、若いうちはインクで塗りつぶしたようなガシガシとした筋肉質な味わいになります。

ところが、そのふくよかな果実味を引き出して、オー・メドック・ド・ジスクールのように親しみやすさを持たせたワインにすることも出来るのです。

現在は世界的にもフレッシュさや軽やかさが大切にされるようになりました。

一時期の濃く凝縮しすぎて詰まったような味わいからの揺り戻しが来ています。

そういった点からも、フレッシュさや、若いうちでも開けた瞬間に立ち上る表現力豊かな香りを持つオー・メドック・ド・ジスクールは素晴らしいワインだと言えます。

ジスクールの畑、チームで作る贅沢ワイン

このワインを作るのは、勿論シャトー・ジスクールの醸造チーム。

そしてブドウもシャトー・ジスクールの畑のうち、オー・メドック・エリアのものを使用しています。

シャトー・ジスクールはボルドー格付け3級の実力を持つシャトーですが、3級の中でもとりわけ品質が高く、しっかりと凝縮した果実味は多くのファンを獲得しています。

そのジスクールの醸造チームが、ジスクール自身の畑のブドウを使って作るワイン。

美味しくないはずがありません。

3000円前後で手に入るこの価格帯も意識してのことでしょうが、開けたてからぶわっと香りが広がります。

もちろんゆっくりと時間をかけて、味わいを開かせながら飲むことをおススメしますが、何年もセラーの中で熟成させずともボルドーの真髄が垣間見れるのは非常に喜ばしいことです。

こういったタイプのサード・ワインが人気になるのはもっともなことで、似たようなコンセプトで作られているほかのボルドーワインも存在します。

が、その中でも毎年安定した品質で、果実とパワーの両立がすぐに楽しめるオー・メドック・ド・ジスクールは特におススメの一本です!

一流のチームが一流のブドウで作り出すボルドーワイン。

その魅力をたっぷりと味わってください!