コスパ最高!ブルゴーニュワイン「ドメーヌ・ミシェル・マニャン コトー・ブルギニョン ピノ・ノワール」【ソムリエ評価レビュー】

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ドメーヌ・ミッシェル・マニャン コトー・ブルギニョン ピノ・ノワールの画像 軽めの赤ワイン
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「ブルゴーニュは高い!」

ブルゴーニュ地方という限られた小さな土地のワインを世界中の人が欲しがるという、圧倒的なまでの需要。また、為替の問題や投機の対象となっている背景なども考えると仕方がないことなのかも知れません。

「でも、質の良いブルゴーニュが飲みたい!」

そんな方におすすめのコスパ最高の「ミシェル・マニャンのACコトー・ブルギニョン」を紹介します!

この記事が素晴らしい出会いのきっかけになることを祈ります。

ドメーヌ・ミシェル・マニャン
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甘口→辛口
ボリューム(軽→重)
タンニン(控えめ→渋い)
酸味(控えめ→しっかり)
飲みやすさ(初心者にも◎)
プレゼント向き
コスパ
ひとこと評価ブルゴーニュらしいワイン🍷
ブルゴーニュ赤ワイン入門編としてコスパも良い

外観・香り・味の特徴

外観

明るく輝きのある淡い赤みがかったルビー色。
グラスを伝う粘性は中程度。

香り

ふわっと香り立ち、イチゴやチェリーのピノ・ノワールらしい赤系果実の香りに加えて、ブラッドオレンジのような明るいニュアンスが特徴的。

あくまで節度を持ちながら、明るく陽気な雰囲気をたたえています。

味わい

口に含むと、ピシッとした酸味に支えられたジューシーな果実味が溢れる。

ほんのりプチプチするくらいフレッシュさがあり、想像以上に肉厚な旨味を感じることができます。

ナチュラルで楽し気な飲み口の下に見え隠れするしっかりとした味わいの構造は、とてもこの価格のブルゴーニュだとは思えません。

全体の上品な雰囲気をパワーや陽気さで損なうことが無いのは、紛れもなくブルゴーニュのバランス感覚。

このワイン独自の世界観を持っており、地域名クラスや村名クラスの代替案としてでなく、しっかりとおすすめしたいワインです。

例外的なコトー・ブルギニョン

正直、驚きの一本です。

コトー・ブルギニョンやパストゥグランと呼ばれる、ブルゴーニュ~ボジョレーの広いエリアのブドウで作られるワインで満足感のあるものと出会うのは稀です。
有名な作り手のものでも、期待はずれなことも…

畑のレベルがワインのレベルに直結するのが、いかにもブルゴーニュらしく、まさにブルゴーニュたる所以です。

しかし、先ほどから飲んでいるこのワイン、「ドメーヌ・ミシェル・マニャン コトー・ブルギニョン」
これほどの品質のものに出会ってしまうと、逆にどんな裏があるのだろうと首をかしげてしまいます。

公開されている情報だけで説明がつくのか心もとないですが、味わいの秘密を見ていきましょう。

選び抜かれたピノ・ノワールのみ使用

コトー・ブルギニョンは規定上ガメイをブレンドすることができますが、このワインはコート・ド・ニュイの粘土石灰質で育つピノ・ノワールのみを使用して作られています。

さらに、インポータ資料によると、品質向上の為に、あえて村名ワインを格下げして使用する事もあるそうで、なんと、モレ・サン・ドニ村、シャンボール・ミュジニー村、ヴォーヌ・ロマネ村の畑のものをメインに近隣の畑のものを使用しているというから驚きです。

畑の樹齢も50年を超える古木とのことで、この価格帯にしては異常なほどしっかりと原料のブドウを選んでいることが分かります。

ビオディナミでの進化

また、ドメーヌ・ミシェル・マニャンは近年ビオディナミ農法に移行したようです。

ビオディナミ農法とは、畑だけでなく畑の置かれている自然環境を広く考える、視野の広い自然農法の一形態。

自然の持つエネルギーの活性化を図りながら、より健全な環境を作り出します。

科学的に立証されていない手法も目立ちますが、結果的に滑らかな飲み口やメリハリのあるダイナミックな味わいを持つワインになることが多々あります。

ミシェル・マニャンのコトー・ブルギニョンもその良い例。

ワインの骨格を形作るタンニンをあまり感じさせないにもかかわらず、しっかりとした腰の強い土台があり、その上でメリハリのついた味わいがうねる、そんな味わいです。

ブルゴーニュのピノ・ノワール決定版

ガメイなし、選ばれたピノ、古木、ビオディナミ…

品質を保証する様々な要素はありますが、それにしても出来上がったワインの質が高すぎます。

また、最近のものに限って言えばヴィンテージでのブレも見受けられません。

綺麗にバランスがとれ、まとまりの良さを見せる2013年、自然体で流れるような線の美しさがある2014年。

2015年はまだ飲むことができませんが、一般的なヴィンテージ評からいって、より果実の張りが感じられエネルギー感の感じられるものになっているのではないでしょうか。

いずれにせよ、このワインを飲まずにブルゴーニュを諦めるのは余りに惜しい。

中々ブルゴーニュに手を出せずにいる方も、値段が上がってご無沙汰している方も、久しぶりに手放しで喜べる一本です。

必ずトライしてください!

ドメーヌ・ミシェル・マニャン
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ブルゴーニュ地方のワイン特徴や主な生産地、格付などについてはこちらの記事で詳しく解説してます。

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