モスカート・ダスティをご存知ですか?
桃のような良い香りと、クリーミーな泡立ち、柔らかく甘やかな口当たりで人気のイタリアワインです。
アルコール度数も5%前後と飲みやすく、食前酒としても、食後酒としても楽しまれています。
至るところで目にするモスカート・ダスティですが、チェレットが作るものは一味違います。
やさしい中にもキンと透明感のある味わいは、パンやサラダ、パスタなどと一緒に味わって欲しいもの。
甘やかな味わいはそのままに、食中酒向けのキレのよい後味を持つ、万能のモスカート・ダスティです。
これさえあれば、いつもの食卓に華やきが。
お花を添えるように楽しんで頂きたい、お洒落なワインです。

パティシエとして製菓店やカフェのマネージャーを経験。レストランサービスを学ぶため、関西のホテルレストランを中心に約10年以上勤務。ワインに興味がありソムリエ呼称資格を取得。
保有資格
・日本ソムリエ協会 ソムリエ呼称資格
・調理師免許
香り・味の特徴
淡い色合いのイエローに、プチプチと細かい泡立ちが見えます。
桃やミントの甘く心地よい香り。
ベタッとした印象は受けず、むしろ涼しげな雰囲気が漂う香りで、桃のソルベを思わせます。
軽くレモンと硬水のようなミネラル感。
口に含むとソフトな泡立ちから甘やかでやさしい味わいが膨らみ、最後にはすっきりと爽やかな後味が全体を包みます。
良い香りで甘く飲みやすいモスカート・ダスティは多々あるものの、香り・味わいに共通する涼やかな雰囲気、爽やかなキレはこのワイン独特のもの。
おかげでやり過ぎ感が無く、全体のバランスが良い味わいとなっています。
みんなのお酒、モスカート・ダスティ
モスカート・ダスティは本当に飲みやすいワイン。
良い香り、ふわっとした泡立ち、やさしい甘み、低いアルコール度数・・・
炭酸があることで良い香りもさらに華やかに香り立ち、万人に好かれる味わいです。
普段ワインを飲めなくても、これなら美味しく飲める、という方は多いのではないでしょうか。
元々はイタリアの農村の素朴なお酒です。
荒い布で軽く濾して、クリスマスのパネットーネ(ブリオッシュ生地のケーキ)と一緒に飲むのだとか。
ジュースを飲むように、気取らずに日々を彩るような、万人に愛されるお酒なのです。
最上の畑で、最上の酒を
さて、この作り手チェレットは、非常に高品質のワインを作ることで有名です。
北イタリア、ピエモンテ州の銘酒、バローロやバルバレスコといった長期熟成タイプの力強い赤ワインをメインに作っています。
ポリシーは「最上の畑で、最上の酒を作る」。
質の高いブドウが出来る畑をピンポイントで購入していき、さらには畑ごとに醸造所を建設するという徹底した品質主義でワインを作っています。
こうすることで、畑やブドウごとに適切な醸造を行うことが出来、なにより収穫したブドウが新鮮なまますぐに醸造過程に移ることが出来ます。
これはモスカート・ダスティのような、ブドウのフレッシュなアロマを活かしたワインにとって大きな利点となります。
良い畑の新鮮なブドウならではのクリアな酸が、べたつかないキレの良い後味を支えています。
色々なモスカート・ダスティを飲んできましたが、チェレットのモスカート・ダスティは間違いなく一級品。
普段の食卓に、友達同士のパーティに、華を添えてくれること間違いなしです!